イーロン・マスク率いるxAI社が開発した生成AI、「Grok(グロック)」。
「X(旧Twitter)のおまけ機能でしょ?」「ちょっと口が悪いAI?」なんて思っていませんか?
実は今、Grokは驚くべき進化を遂げているんです。
最新のGrokは、ただのおしゃべり相手ではありません。
リアルタイムの情報収集はもちろん、プログラミング、画像解析、そして「Deep Search」による学術レベルのリサーチまでこなす、超ハイスペックな相棒になっています。
「でも、どうやって使えばいいの?」
「ChatGPTと何が違うの?」
そんな疑問を持っているあなたへ。
この記事では、最新のGrok(Grok 3 / Grok 4)の機能から、ちょっとユニークな使い方、そして気になる料金プランまで、雑誌編集者目線で徹底的にわかりやすく解説します。
AIに詳しくなくても大丈夫。
読み終わる頃には、あなたもGrokを使いこなしたくなっているはずですよ。
Grokとは
Grokは、イーロン・マスク氏が設立したAI企業「xAI」が開発した大規模言語モデル(LLM)です。

最大の特徴は、SNSの「X」とリアルタイムで連携していること。
他のAIが「2023年までのデータしか知りません」と言っている間に、Grokは「今さっき起きたニュース」や「今トレンドになっている話題」について語ることができます。
さらに最新版では、論理的思考力が飛躍的に向上した「Grok 4」や、複数のAIエージェントが協力して難問を解く「Super Grok Heavy」なども登場。
単なるチャットボットの枠を超え、ビジネスや研究の強力なツールへと進化しています。
Grokでできること
「で、結局なにができるの?」と思いますよね。
実はGrok、器用すぎて「できること」が山ほどあるんです。
ここでは、基本的なことから「え、そんなことまで?」という裏技まで、全部で17個ピックアップしてご紹介します。

検索・リサーチ機能
🔍 リアルタイム検索(Web Search):チャット画面で質問するだけで、自動的にネット検索を行い、最新のニュースや天気、交通情報などを教えてくれます。「今のXのトレンドは?」と聞けば、即座に要約してくれます。
📚 Deep Search(ディープリサーチ):学術的な調査や深いリサーチを行いたい時に使います。複数の情報源を巡回し、信頼できるソース(出典)付きで詳細なレポートを作成してくれます。
⚡ Auto Mode(オートモード):質問の内容に合わせて、軽い返答なら「Fast」、深い思考が必要なら「Expert」と、Grokが自動で最適なモードを切り替えてくれます。
🧠 Memory(メモリー機能):過去の会話内容を記憶してくれます。「私の仕事はマーケターだ」と一度伝えれば、次からはその文脈に沿ったアドバイスをしてくれるようになります。
クリエイティブ・作成支援
🎨 高品質な画像生成:「サイバーパンク風の猫を描いて」と頼むだけで、プロ並みの画像を生成します。プレゼン資料やブログのアイキャッチ作成に最適です。
📝 Xのポスト作成支援:Xの文字数制限やトレンドを意識した、エンゲージメント(反応)が得られやすい投稿文を提案してくれます。
🎭 スタイルの模倣:あなたの過去の文章や、指定した文体を読み込ませることで、「あなたっぽい文章」をGrokに書かせることができます。
🎤 Voice Mode 2.0(ボイスモード):まるで人間のように音声で会話ができます。4種類の声色から選べ、ハンズフリーでの相談やアイデア出しに使えます。
分析・プログラミング・視覚
📊 Code Interpreter(コードインタープリター):Pythonコードを実行して、複雑な計算やデータ分析を行えます。Excelデータを読み込ませてグラフ化することも可能です。
👀 Vision機能(画像解析):写真やスクショを見せるだけで、その内容を理解します。例えば、エラーが出ている画面を見せて「これどう直せばいい?」と聞けば解決策を教えてくれます。
💻 プログラミングコードの生成:アプリ開発やWebサイト制作に必要なコードを書いてくれます。バグの修正(デバッグ)も得意です。
🤖 Super Grok Heavy(スーパーグロックヘビー):超難問に直面した時、裏で複数のAIエージェント(8〜16体)が並列で考え、議論し、最適な答えを導き出します。(※最上位プラン限定)
パーソナリティ・面白機能
🤪 Fun Mode(ファンモード):ユーモアたっぷりで、時には皮肉交じりの「口の悪い」回答を楽しめます。普通のAIの優等生な回答に飽きた人におすすめです。
👨🏫 Personas(ペルソナ機能):Grokの人格をワンクリックで切り替えられます。「学校の先生」「エンジニア」「ドクター」など、専門家に相談する感覚で使えます。
🔥 Unhinged Mode(アンヒンジドモード):リミッターを外したような、かなり自由奔放な回答をするモードです。ジョークのキレが違います。
📂 Workspaces(ワークスペース):プロジェクトごとに「記憶」や「資料」を分けられる機能です。「仕事用」「趣味用」と部屋を分けることで、情報が混ざるのを防げます。
💾 ファイルアップロードと参照:PDFやドキュメントをアップロードすると、その内容を踏まえた回答をしてくれます。ワークスペースごとに資料を保存できるのが便利です。
Grokの使い方ガイド
「機能はわかったけど、どうやって始めるの?」
ここでは、スマホやPCからGrokを使い始める手順を解説します。

1. アカウントの準備
Grokを使うには、以下の2つのルートがあります。
- X(Twitter)アプリから使う
- すでにXのアカウントを持っている人はこれが一番手軽です。
- Xの有料プラン(Premium以上)に加入することで、アプリ内の「Grok」タブが解放されます。
- 公式サイト(grok.com)から使う
- Webブラウザから直接アクセスする、独立したプラットフォームです。
- こちらの方が、最新の「Grok 4」や詳細な設定にアクセスしやすい場合があります。
2. 初期設定とモード選択
Grokを起動したら、まずは自分好みに設定しましょう。
- 回答スタイルの選択:「Concise(簡潔に)」「Formal(丁寧に)」「Socratic(ソクラテス式に問いかける)」などから選べます。
- プライバシー設定:会話データをAIの学習に使われたくない場合は、設定(Data Controls)からオフにしておきましょう。
3. プロンプト(指示)のコツ
Grok 4は、指示に従う能力が非常に高いです。
「〜について教えて」という単純な指示よりも、以下のように具体的に頼むと真価を発揮します。
良いプロンプトの例:
あなたはプロの編集者です。 以下のトピックについて、中学生でもわかるように3つのポイントで解説してください。 文体はフレンドリーに、最後はジョークで締めてください。 トピック:相対性理論
あえて「〜してください」と丁寧に言わなくても、命令形でズバッと指示したほうがGrokには伝わりやすいですよ。
Grokの料金プラン
Grokを利用するための料金プランは、XのプランとGrok単体のプランが混在していて少し複雑です。
ここでは、現在確認できる主なプラン体系を整理します。

X(Twitter)経由の場合
日本のユーザーにとって最も一般的なルートです。
- X Premium
- 月額:980円(Web申込みの場合)
- Grokの利用権が含まれます。標準的なモデル(Grok 2など)が利用可能です。
- X Premium+
- 月額:1,960円(Web申込みの場合)
- 広告なし、Grokの最新モデルへの優先アクセスなどが含まれます。
Grok.com(公式サイト)の場合
開発者やヘビーユーザー向けのプランです。
(※執筆時点での情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください)
- Free(無料プラン)
- 料金:0円
- 制限付きでGrok 4を試せますが、使用量を超えるとGrok 3(軽量版)に切り替わります。
- Premium
- 料金:月額 30ドル(約4,500円)
- 制限なしでGrok 4や新機能(画像生成、Deep Searchなど)を使い放題になります。
- Super Grok Heavy
- 料金:月額 300ドル(約45,000円)
- 複数のAIエージェントを動かす「Heavy Mode」が使える、プロの開発者や研究者向けの最上位プランです。
※料金は為替レートにより変動する可能性があります。
※ドル表記はあえて「ドル」としています。
Grokはどんな人におすすめ?
Grokは万能ですが、特に「相性が良い人」がいます。

X(Twitter)をよく使う人
これにつきます。
「今Xで何が起きてる?」と聞くだけで要約してくれるので、タイムラインを追いかける時間が節約できます。
ポストのネタ出しにも最強のパートナーになるでしょう。
本音で話せるAIが欲しい人
「AIの優等生な回答に疲れた…」という人には、Grokの「Fun Mode」や「Unhinged Mode」が刺さります。
ユーモアや皮肉の効いた会話は、まるで人間の友人と話しているような感覚になれますよ。
最新情報を扱うライターやマーケター
Grokはリアルタイム検索が得意なので、「今この瞬間の情報」を元にした記事作成や分析が可能です。
情報の鮮度が命の仕事をしている人には、手放せないツールになるはずです。
GrokのFAQ
Q. Grokは日本語で使えますか?
A. はい、Grokは日本語に完全対応しています。
入力も出力も自然な日本語で行えます。たまに英語で返ってくる場合も「日本語で話して」と言えばすぐに修正してくれますよ。
Q. ChatGPTとGrok、どっちが良いの?
A. 用途によります。
文章の推敲や長文作成の安定感ならChatGPTに軍配が上がることもあります。
一方で、「最新ニュースの取得」や「ユーモアのある会話」、「Xとの連携」を重視するなら、断然Grokがおすすめです。
Q. 無料で使えますか?
A. 限定的ですが可能です。
grok.comでは無料枠が用意されています。ただし、Xアプリ経由でフル機能を使うには、X Premiumへの加入が必要です。
Grokで、情報収集を「遊び」に変えよう
Grokは、単なる「便利な検索ツール」ではありません。
情報の海をサーフィンするための、最高のサーフボードのような存在です。
これまで何時間もかかっていたリサーチが数分で終わったり、
煮詰まっていたアイデア出しが、Grokとの雑談で一気に解決したり。
「AIって、こんなに楽しいんだ」
そう思わせてくれるのが、Grokの一番の魅力かもしれません。
まだ使ったことがない人は、ぜひ一度、その「人間くさい」AIに触れてみてください。
きっと、新しい相棒との会話がやみつきになりますよ。


