Microsoft Power Automate AIの使い方|できること25つとは?料金プラン・始め方まで完全ガイド

生成AIツール

「毎日のルーチンワーク、誰か代わりにやってくれないかな……」
「メールの添付ファイルを保存するだけの作業に、もう飽き飽きしている」

そんなふうに思ったこと、ありませんか?
実は、その悩み、Microsoft Power Automate(パワーオートメイト) がまるっと解決してくれるかもしれません。

こんにちは! 元雑誌編集者のコンテンツストラテジストです。
今回は、Microsoft 365を使っているなら絶対に知っておきたい自動化ツール、Power Automateについて解説します。

「プログラミングなんてできないし、難しそう……」
そう感じたあなた、大丈夫ですよ。実は私も最初はそうでした。でも、このツールは「コードを書かない」ことが前提で作られているんです。

まるで優秀なアシスタントを雇うように、あなたの仕事を劇的に楽にする方法。一緒に見ていきましょう!

Microsoft Power Automateとは

Microsoft Power Automate(旧称:Microsoft Flow)は、マイクロソフトが提供する「タスク自動化ツール」です。

一言でいうと、「アプリとアプリをつなぐ接着剤」のような存在ですね。

例えば、「Outlookにメールが来たら、添付ファイルをOneDriveに保存して、Teamsで自分に通知する」といった一連の流れを、人間が操作することなく自動でやってくれます。

ここがすごい!3つのポイント

  1. ノーコード・ローコード:難しいプログラミング言語を知らなくても、ブロックを組み立てるように直感的に作れます。
  2. Microsoft製品との相性抜群:Excel、Outlook、Teamsなど、普段使っているツールとスムーズに連携します。
  3. 外部サービスもOK:Twitter(X)、Dropbox、Gmailなど、Microsoft以外のサービスとも連携可能です(これを「コネクタ」と呼びます)。

最近では「Copilot(コパイロット)」というAI機能も搭載され、「こういうことを自動化したい」とチャットで相談するだけで、AIが自動化の仕組みを提案してくれるようになりました。まさに鬼に金棒ですね。

Microsoft Power Automateでできること

「自動化できる」と言われても、具体的に何ができるのかイメージしづらいですよね。
ここでは、Power Automateで実現できることをカテゴリ別に紹介します。

その数、なんと25個以上!
あなたの業務に当てはまるものがきっと見つかるはずです。

📧 メール・通知の自動化

毎日のメールチェックや通知作業を効率化します。

  • 📩 添付ファイルの自動保存:特定の相手から届いたメールの添付ファイルを、自動的にOneDriveやSharePointの指定フォルダに保存します。手動でのダウンロード作業がゼロに!
  • 🔔 重要メールのプッシュ通知:上司や重要顧客からのメールが届いたら、スマホのアプリやTeamsに即座に通知を送ります。
  • 📝 メールからタスク作成:フラグを付けたメールを、自動的にMicrosoft PlannerやTo Doのタスクとして登録します。
  • 🤖 不在時の自動応答:特定のキーワードが含まれるメールに対し、定型文ではない状況に応じた返信を自動送信します。
  • 📅 会議のリマインダー:会議の10分前に、Teamsチャットへ「もうすぐ会議です」と通知し、資料のリンクも一緒に送ります。
  • 🌤 毎朝の天気予報通知:毎朝決まった時間に、その日の天気予報をメールやTeamsで受け取れます。

📊 データ収集・連携の自動化

データの転記や集計など、地味で面倒な作業を自動化します。

  • 📋 フォーム回答の自動集計:Microsoft Formsでアンケート回答があったら、その内容を自動的にExcelに追加し、担当者にメールで知らせます。
  • 🐦 SNS情報の収集:特定のハッシュタグ(#自社製品など)が付いたツイートを自動で収集し、ExcelやSharePointリストに蓄積します。
  • 🔄 RSSフィードの共有:気になるニュースサイトが更新されたら、その記事URLをTeamsのチャットに自動投稿します。
  • 📂 ファイルの同期:Dropboxにファイルが追加されたら、同じファイルをGoogle Driveにも自動コピーします。
  • 📄 PDFからのテキスト抽出:届いた請求書PDFから、日付や金額などのデータをAIが読み取り、Excelに記入します(AI Builder機能)。
  • 📇 名刺情報のデータ化:名刺の写真を撮るだけで、名前や連絡先を読み取って連絡先リストに追加します。

✅ 業務プロセス・承認の自動化

チームでの仕事や、決まった手順の業務をスムーズにします。

  • 👮 上司への承認依頼:休暇申請や経費精算のフォームを送信すると、上司に承認依頼メールが飛び、承認されると自動で次の処理へ進みます。
  • 🚨 期限切れアラート:SharePointリストで管理している契約書の期限が近づいたら、担当者に警告メールを送ります。
  • 🆕 チームメンバーの歓迎:新しいメンバーがTeamsに追加されたら、自動的にウェルカムメッセージとオリエンテーション資料を送ります。
  • 📢 定期的な進捗確認:毎週金曜日の夕方に、「今週の進捗はどうですか?」というメッセージをチーム全員に自動送信します。
  • 📱 ボタン一つで勤怠連絡:スマホのボタンをタップするだけで、「今から出社します」「退勤します」という定型メールを上司に送り、現在地情報も記録します。
  • 📠 ファイルの自動変換:Wordファイルが所定のフォルダに置かれたら、自動的にPDFに変換して別のフォルダに保存します。

💻 デスクトップ操作の自動化(RPA)

Webブラウザや古い業務システムなど、API連携できない操作も自動化します(デスクトップフロー)。

  • 🖱 レガシーシステムへの入力:Excelのデータを、コピー&ペーストで古い社内システムに入力する作業をロボットが代行します。
  • 🌐 Webサイトからのデータ抽出:競合サイトの商品価格を毎日巡回してコピーし、Excelに一覧化します。
  • 🗂 ファイルの整理整頓:ダウンロードフォルダにあるファイルを、拡張子や日付ごとに別々のフォルダへ自動で振り分けます。
  • 📠 請求書の印刷:特定のフォルダに入ったPDFファイルを、自動的に開いてプリンターで印刷します。
  • 🆔 一括リネーム:大量の画像ファイルの名前を、ルールに従って一括で変更します。
  • 🖥 アプリの自動起動:始業時間に、業務で使う複数のアプリやWebサイトをワンクリックで一斉に立ち上げます。
  • 📥 データのダウンロード:管理画面にログインし、日次レポートのCSVをダウンロードして保存する手順を自動化します。

Microsoft Power Automateの使い方ガイド

「便利そうなのはわかったけど、どうやって始めるの?」
ここでは、Power Automateの基本的な始め方と、最初のフローを作る手順を解説します。

専門用語が出てきますが、カッコ書きで説明するので安心してくださいね。

ステップ1:Power Automateにアクセスする

まずは、ツールを開くところからスタートです。

  1. Webブラウザで make.powerautomate.com にアクセスします。
  2. Microsoft 365のアカウント(会社のメールアドレスなど)でサインインします。
  3. もし見つからない場合は、Microsoft 365のメニュー(左上のワッフルアイコン)から「Power Automate」を探してみてください。

ステップ2:基本用語を知る

これだけ覚えておけばOK!という3つの用語があります。

  • フロー (Flow):自動化する処理全体の名前。「レシピ」のようなものです。
  • トリガー (Trigger):フローが動き出す「きっかけ」。
    • 例:「メールが届いたとき」「ボタンを押したとき」
  • アクション (Action):きっかけの後に実行する「操作」。
    • 例:「ファイルを保存する」「通知を送る」

ステップ3:テンプレートから作ってみる(一番おすすめ!)

最初からゼロで作るのは大変です。世界中のユーザーが作った「テンプレート」を使いましょう。

  1. 左メニューの「テンプレート」をクリックします。
  2. 検索窓にやりたいこと(例:「Outlook OneDrive」など)を入力します。
  3. 気に入ったテンプレート(例:「Office 365 のメール添付ファイルを OneDrive for Business に保存する」)を選択します。
  4. 画面の指示に従って、自分のアカウントを接続(ログイン確認)します。
  5. 「フローの作成」ボタンを押せば、もう完成です!

ステップ4:ゼロから作ってみる(慣れてきたら)

  1. 左メニューの「作成」をクリックします。
  2. フローの種類を選びます。
    • 自動化したクラウドフロー:何かが起きたら勝手に動く(メール受信時など)。
    • インスタントクラウドフロー:ボタンを押した時に動く。
    • スケジュール済みクラウドフロー:決まった日時に動く。
  3. トリガーを選びます(例:新しいメールが届いたとき)。
  4. アクションを追加します(例:チャットに投稿する)。
  5. 保存してテスト実行します。

Microsoft Power Automateの料金プラン

「こんなに便利なら、お高いんでしょう?」と心配になりますよね。
実は、プランは大きく分けて2種類。さらに、すでに無料で使える場合も多いんです。

※価格は執筆時点(2025年想定)の情報です。為替レートにより変動する可能性があります。

1. Microsoft 365 ライセンス付帯(追加費用なし)

多くの企業で契約している「Microsoft 365(旧Office 365)」のプラン(Business StandardやE3, E5など)には、Power Automateの基本機能が含まれています

  • できること:標準コネクタ(Excel, Outlook, Teamsなどマイクロソフト製品中心)を使った自動化。
  • できないこと:プレミアムコネクタ(Salesforceなどの外部有料サービスやデータベース接続)や、デスクトップ操作の自動化(RPA機能の一部)。

まずはこの範囲で十分なことが多いですよ!

2. 単体ライセンス(有償プラン)

より高度な機能を使いたい場合のプランです。

Power Automate Premium

個人でバリバリ自動化したい人向け。

  • 料金15ドル(約2,250円) / ユーザー / 月
  • 特徴
    • クラウドフロー(DPA)が無制限。
    • デスクトップフロー(RPA)も利用可能。
    • 何千ものプレミアムコネクタが使える。
    • プロセス マイニング機能も一部利用可能。

Power Automate Process

組織全体でボットを動かしたい場合向け。

  • 料金150ドル(約22,500円) / ボット / 月
  • 特徴
    • ユーザー数に関係なく、1つの「ボット(自動化ロボット)」に対して課金されます。
    • 無人のサーバーなどで24時間自動処理させたい場合に適しています。

支払い方法について

  • 一般的に月払い年払いが選べますが、企業契約の場合はライセンスリセラー(販売代理店)によって条件が異なります。
  • 管理者に「うちの会社、Power Automateの有償ライセンスって使える?」と聞いてみるのが一番早道です。

Microsoft Power Automateはどんな人におすすめ?

このツールは「プログラマー」のためだけのものじゃありません。
むしろ、「現場で汗をかいているあなた」にこそおすすめです。

📁 事務作業に追われている人

「このコピペ作業、一生やるのかな……」と絶望したことがあるなら、Power Automateは救世主になります。単純作業をロボットに任せて、あなたは人間にしかできない「考える仕事」や「コミュニケーション」に時間を使いましょう。

🏢 Microsoft 365を導入している企業の人

せっかくMicrosoft 365を使っているのに、メールとExcelしか使わないのはもったいない! すでにある環境(TeamsやSharePoint)を最大限に活かして、追加コストなしで業務改善ができます。

🚀 チームのリーダーやDX推進担当者

「業務効率化しろと言われるけど、予算がない……」。そんな悩みを持つリーダーにも最適です。大規模なシステム開発を外注しなくても、現場レベルで小さく改善(カイゼン)を始められるからです。

Microsoft Power AutomateのFAQ

Q. Microsoft Power Automateは無料で使えますか?

A. はい、条件付きで使えます。
Windows 10/11ユーザーなら、デスクトップ版の「Power Automate for desktop」が無料でインストールされており、個人のPC操作の自動化ならすぐ始められます。
また、会社のMicrosoft 365アカウントがあれば、標準機能の範囲内でクラウドフローを追加費用なしで作成できます。まずは会社の環境を確認してみてくださいね。

Q. プログラミング未経験でもMicrosoft Power Automateを使えますか?

A. もちろんです!
むしろ「非エンジニア」のために作られたツールです。Excelの関数がなんとなくわかるレベルであれば、十分使いこなせます。
AI機能(Copilot)を使えば、「メールが来たら通知して」とチャットに入力するだけでフローの原案を作ってくれるので、ハードルは以前よりずっと下がっていますよ。

Q. Microsoft Power Automateで失敗して、大事なデータを消しちゃったりしませんか?

A. 心配ですよね。でも、対策はあります。
まずは「自分宛てのメール」や「テスト用のフォルダ」を使って、小さくテストすることをおすすめします。いきなり本番の顧客データで試さず、必ず実験をしてから動かせば大丈夫。
また、フローには「実行履歴」が残るので、もしエラーが出ても「どこで止まったか」がすぐにわかります。

Microsoft Power Automateで「時間」という資産を取り戻そう

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

「便利そうだけど、設定する時間がないよ」
そう思った方もいるかもしれません。

でも、考えてみてください。
今日設定にかかる「1時間」は、明日からの毎日10分の作業をゼロにするための投資です。
1週間で50分、1ヶ月で200分……。1年経てば、なんと40時間もの自由な時間が手に入ります。

その時間で、新しい企画を考えたり、早く帰って家族と過ごしたりできたら素敵ですよね。

Power Automateは、あなたの仕事を奪う敵ではなく、あなたの時間を増やしてくれる「頼れる相棒」です。

まずは簡単なテンプレートを一つ、ポチッと試してみませんか?
その小さな一歩が、あなたの働き方を大きく変えるきっかけになるはずです。

▶︎ Microsoft Power Automateを無料で使ってみる

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